コレクション: メリーペンチQ&A
石工事の現場では、番線(バンセン・ステン直棒)を切る時にお馴染みの工具であるペンチ。ホームセンターや工具専門店では非常に多種多様のペンチが揃っていますが、いくたすの運営元である生田化研社では「番線切るならメリーペンチ」とされるほど信頼性の高く、常時在庫しています。
石工事の現場では、ペンチで番線(ステン直棒)を切ることが一般的です。大小さまざまなペンチがある中で、いくたすの運営元である生田化研社ではメリーペンチをお勧めしています。職人さんから「 バンセン切るならメリーペンチ一択」と定評を頂いております。
メリーペンチ2050とは
90年以上の歴史を誇る、作業工具メーカー室本鉄工株式会社の代表ブランド『メリー作業工具』。その中でも代表的な商品であるペンチは、現行のものだけでも用途別に約30種類あります。いくたすで取り扱っているメリーペンチは品番2050というモデル。強力ペンチに分類され、通常のペンチよりはるかに優れた切断能力が特徴です。
メリーペンチがわかる!Q&A
メリーペンチについてよくある質問から長持ちのコツまで、まとめてみました!
Q.メリーペンチの特徴は?
A.精巧な作りの良さが最大の特徴です。
・刃先を強靭化する焼き入れ
・刃付け
・仕上げの研磨と調整
はすべて熟練の職人による手作業です。
用途に合わせた強靱性・耐久性・耐摩耗性を備えており、材質は最高級特殊鋼を使用しています。
Q.どのくらいの太さの鉄線まで切断可能?
A.品番2050-225の場合、鉄線なら3.6mm、銅線なら4.5mmまでの切断能力があります。
Q.切断能力が優れているのはなぜ?
A.偏芯テコ原理によるものです。
Q.切断だけでなく、曲げやすさは?
A.ギザがついた先端部分がステン線をしっかり掴み、滑りにくい形状です。曲げもスムーズに行えます。
Q.ペンチが錆びやすいのはなぜ?
A.サビの主な原因は金属部分への水分と酸素の付着です。湿度の高い環境では特に注意が必要です。
・雨水の付着や、湿度の高い梅雨の時期
・ホコリや汚れの付着
・潮風や手汗の付着
など、身近なところにサビの原因があります。
Q.切れ味が悪くなってきたらどうする?
A.残念ながら摩耗や錆などで切れ味が落ちてきた場合、切れ味を復活させる方法はありません。
より長く使用するためにも、正しい保管方法やメンテナンスをしましょう。切れ味が悪くなってきたら買い替えをおすすめします。
Q.長持ちさせるためのコツは?
A.・ペンチについた汚れはこまめに拭き取る
・防錆オイルを塗る
・湿度が高くない環境で保管する(湿度50%以下)
・素手で使用しない
これらの点を守るだけで、ペンチをより長く使い続けることができます。
Q.先端に隙間があるの不良ですか?
A.先端の隙間は、不良ではありません。あえて先端に隙間を作った状態で生産されています。最初から先端部分がついた状態だと、刃部の方が先端部分より先にすり減ることで切断できなくなってしまいます。刃部の摩耗を想定し、あらかじめ刃部が摩耗する分の隙間を先端部分に作ることで、刃が切れることを優先した形状となっております。
Q.実物を見てみたいのですか?
A.メリーペンチは知名度の高さに反し、実店舗での取り扱いが少ないという話もあります。オンラインショップでも実物のイメージがよりつきやすいよう、身近なものと比較しました。